QotD:これも歴史
キャリア変更や機種変更などが付き物の携帯電話やPHSの思い出を教えてください。
これはきっと僕に向けられたメッセージなのだろう、ということで答えてみる。
思い起こせば1997年の夏から、途中にちょこっと休みはあったものの10年以上継続してきたPHS生活に、2008年でお別れすることになりました。さらばウィルコム。
イー・モバイルが登場したのももちろんだけど、それ以上にやっぱり既存ユーザーに対するサービスの姿勢がここ最近どんどん疑問に思えていたのが大きいなあ。「PHSを愛しています」とかはほんとどうでもよくて、既存ユーザーが困っている点をほとんど改善せず、新規ユーザー獲得にばかり動いていた結果が今の純減につながっている気がします。
たとえばネット25がいまだに公式アクセスポイントつながらないとか、公式アクセスポイントがVPN通らないとか、マニアックすぎるかもしれないけれどほんのちょっとの改善でなんとかなりそうなものが対応されない。ネット25みたいな準定額はもうちょとうまくプッシュすればW-ZERO3にも向くと思うんだけど、あれを既存ユーザーからすると搾取としか思えない値段設定のウィルコム定額プランでばかりもぎ取ろうとしていたのもつらかった。音声定額いらない人にとってはウィルコム定額プランって微妙に割高なんですよね。あれが月額980円で音声は定額じゃないけどメールだけ定額、とかならもうちょいおもしろいんですが。
企業の大きさが携帯電話事業者とは違いすぎるというのももちろんだけど、そんな理屈はユーザーにはあまり関係がない。そういえばW-VALUE SELECTでアドエスが無料になるキャンペーンが始まって、それ自体は別にいいんだけど、最初は初期費用を取っていたのが年明けて初期費用も無料になった。それは最初から初期費用も無料にしておこうよと正直思う。そのあたりのつめの甘さがウィルコムらしいよなーとも思うけれど。
ウィルコムを離れたことによるデメリットもあって、たとえばiモードブラウザとフルブラウザが別々になっている携帯電話はブラウジングに使いにくくてしょうがないんだけど、それを補って余りあるだけのサービスが携帯電話にはある。以前PHSが写真になかなか対応しなくて、それもユーザー離れの一員になったと思うけど、インフラとして成長しつつあるおサイフケータイにまったくもって対応できず、最新機能が「赤外線!」「防菌加工!」とかいってる時点でつらいよね……。
いい加減今年あたりはウィルコムもおサイフケータイに対応するのかもしれないけれど、対応サイトの充実具合とか比べてもやっぱり携帯電話だなと思う。むしろ今携帯電話を使って「よくこんなサービス使わずにやってこれたな自分」と、視界の狭さに驚いてしまうほど。PHSそのものはいいサービスだと思うしそれなりの愛着もあるけれど、メリットとデメリットを比べたときにあまりにもデメリットが大きくなりすぎてしまったな、と思いました。